こんにちは!!もんろーです!
皆さんはエンジンの種類はご存知ですか?
最近のバイクは4サイクルエンジンが積まれていますが、少し前までは2サイクルエンジンのバイクも多数販売されていました。
今回はバイクのエンジンの種類について詳しく勉強していきたいと思います。
エンジンの種類
エンジンには4サイクルエンジンと2サイクルエンジンがあります。
最近のバイクは4サイクル・エンジンが多く、愛車のレブルやVFRも4サイクルエンジンです。
4サイクルエンジン
ピストンが4回ストローク(上下)すると1工程を終えるエンジンです。
つまり、クランクシャフトが2回転する間に1サイクルを終えるエンジンです。
ピストン(筒の中で上下している部品)が上下する際に回っている半円形の物をクランクシャフトと呼び、これが2回転する間に1サイクルを終了している事が分かります。
画像は直列4気筒のシリンダーブロックです。
先ほどの画像でピストンが上下している筒がシリンダーです。
エンジンの内部にある部品で、シリンダーの数によって何気筒かが決まります。
4サイクルは吸入、圧縮、燃焼(膨張)、排気によって構成されていますが、詳しいことはまた別の記事で勉強していきます。
2サイクルエンジン
今度は2ストロークを1サイクルとするエンジンなので、クランクシャフトが1回転する間に1サイクルを完了します。
2ストロークエンジンの燃料は、ガソリンに微量のオイルを混ぜたものです。
ピストンの往復運動1回、「往路+復路=2ストローク」で吸気・圧縮・燃焼・排気を完了します。吸気や排気用の"バルブ”機構がなく、吸気・排気(「掃気」と呼ぶ)はシリンダー壁にある掃気ポートと呼ぶ孔(窓)を使う仕組みです。
エンジン1回転毎に1回燃焼するので4ストロークよりもパワーがあり、瞬発力にも優れるので、多くのモデルに使われてきた歴史があります。
2ストと略される事が多く、私のイメージだとアニメ「ばくおん!!」で天野音叉ちゃんが文化祭で行われるオートバイのレースのためにお父さんから借りた「YAMAHA TZR250 3MA」の通称サンマが1番に頭に浮かびました。
作中で「エンジンの音が汚い」「ひどい煙がでる」「発進で5回もエンストした」とコメントしていたので、あまりいいイメージを持っていなかったのですが、7000回転以上回した時に怒涛の加速をし、「2ストが絶滅したのは実にけしからんバイクだからだ」と絶賛していました。
2ストロークエンジンは部品を少なくし、軽くすることで簡素化をはかったようなのですが、燃費が悪く、使用するエンジンの回転数が変化するクルマやバイクには向いていなかったそうです。
2ストロークエンジンは、4ストロークエンジンに対して効率悪化を容認して簡素化したものです。トルクは出ますが高回転や低回転は苦手で、パワーバンドが狭くて最高出力も出しにくい特性になります。だからクルマやバイクのような、使用する回転数が大きく変動するエンジンとしては本来向いていないのです。
最後に
4ストローク、2ストロークと名前だけ聞いたことはあってもいまいち何が違うのかわからずにいたので、なんとなくこう違うというのは分かった気がします。
構造を知ることで、バイクのことをより深くまで理解できたように感じられるのは非常に嬉しいです。
これからもコツコツとバイクの構造についての勉強をしていこうと思います!!
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