こんにちは!!バイク歴約3年、大型免許取得後約1年のもんろーです!!
みなさんはHYPER VTECとは何かご存じですか?
HYPER VTEC搭載で有名な車種は普通自動二輪の教習車であるCB400 super fourですが、教習車仕様のCB400はHYPER VTECが外されています。
HYPER VTECが搭載されているバイクに乗らないとなかなかどんなものか体験するのとは出来ませんが、今回はHYPER VTECの仕組みとHYPER VTECが作動した時の感想を記事にしていきます。
HYPER VTECってどんなもの?
HONDAのクルマにVTECという機構が搭載されているものがありますが、バイクのHYPER VTECとは全く構造が違います。
「HYPER VTEC」は、Honda独自の油圧制御による技術をベースとし、設定した回転数になると1気筒あたりの作動バルブ数を2個から4個へと切り換えるバルブ制御システムです。
バルブ数の切り換えは、低・中回転域では吸・排気側ともバルブを1個ずつ休止状態にし、1気筒あたり対角線上に2個のバルブを作動。
ベストな吸・排気効率を実現するとともに、力強い加速とトルクを得ています。
また、高回転域では1気筒あたり4個のバルブ全てが作動し、4バルブエンジンならではのスムーズで伸びのある出力特性を発揮します。
なんだか難しいように聞こえるかもしれませんが、簡単に言うと低・中回転域メインの街乗りでも、高回転域のスポーツ走行でもベストパフォーマンスを発揮するのがHYPER VTECの特徴です。
バイクは通常、バイクのエンジン特性に合った走行性能を持っています。
ポイント
スポーツタイプのバイクは低回転域は加速が悪く、高回転域ではスムーズな加速をします。
トルクタイプのバイクは高回転域では加速が悪く、低回転域では粘りのある走りをします。
この2つの特性を合わせ持つのがHYPER VTECの特徴であり、メリットでもあります。
私の所有しているVFR800Fにも搭載されています!
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HYPER VTECの仕組み
低・中回転域ではトルク重視の2バルブ機構で、吸気と排気が1箇所ずつなのに対して、HYPER VTEC作動時には休止していた残りの2バルブが活動をすることで、4バルブの機構となります。
通常、スポーツタイプのバイクは4バルブ機構でトルクタイプのバイクは2バルブ機構と、もともとエンジンの構造自体が異なっています。
しかし、HYPER VTECが搭載されたバイクは4バルブ機構にも関わらず、低・中回転域では2つバルブが休止をしている為、燃焼効率が良く、粘りのある走りをすることができます。
HYPER VTECが作動した際には4バルブとなる為、一回の燃焼当たりの空気の流入量が増えるため、スムーズな加速をする事が可能です。
トルクタイプとスポーツタイプのエンジンの良いとこ取りをしたのがHYPER VTECなんです
HYPER VTECの作動条件
CB400 super fourのHYPER VTEC作動条件を調べると公式に以下のように記載がありました。
とくにビギナーでは、6,700回転域からの4バルブ領域を充分に使いこなせていないとい声もあった。そこで開発チームは、より多くのユーザーがHYPER VTECの4バルブ領域を楽しめるよう、「HYPER VTEC SPECII」を新たに開発。
「SPECII」は、バルブタイミングや吸排気系をリファインすることで、中速域のトルクアップと全域でのよりスムーズな出力を実現し、2バルブ⇔4バルブの切り換えタイミング回転数を従来の6,750rpmから6,300rpmへと変更。
また2003年12月には、「SPECIII」を投入。6速のみ切り換えタイミングを6,300rpmから6,750rpmへと変更し、軽快な走りをスポイルすることなく高速道路における巡航燃費向上を図った。
エンジンが高回転になった際にHYPER VTECの作動するようになっていますが、なかなかバイク初心者がHYPER VTECが作動するところまでエンジンを回す事はありません。
その為、HONDAは幅広いユーザーにHYPER VTECを体験してもらえるようにHYPER VTECが作動するエンジン回転数を従来の6,750rpmから6,300rpmへと変更し、そこまでエンジン回転数が上がっていなくてもHYPER VTECを楽しめるようになりました。
HYPER VTECが発動した感想
HYPER VTECが発動するとバイクが豹変するなど、今まではHYPER VTECに対して怖いイメージしかありませんでした。
先月納車したVFR800FはHYPER VTECを搭載しており、大型バイクにHYPER VTECの組み合わせは正直、狂気しか感じませんでした。
普段走っているギアよりも1速~2速落とし、アクセルをあけて、回転数を6000~7000回転付近まで上げました。
6000回転を超えたあたりで急に音が変わりました。
ンバァァァ!!!
動画やSNSでよく聞く音に思わず笑いが止まりませんでした(笑)
いきなりパワーバンドに入ったような感覚で、今まで白馬に乗っていたはずなのに、急に競走馬に変貌したくらいの衝撃がありました。
HYPER VTECを経験した方たちが口をそろえて「VTECはいいぞ~」と言いますが、その気持ちが身に染みてわかりました。
それほどまでにHYPER VTECは素晴らしいんです。
最後に
今回はHYPER VTECの仕組みと作動した際の感想について書きました!
普段の街乗りではほとんどHYPER VTECに入ることはないのですが、高速走行や制限速度が60km/h以上の道路では普段眠っている性能を使う絶好の場だと思います。
もちろん法定速度の範囲内で楽しんでくださいね!
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