【メーカーに問合せ済】バイクのリアシートを取り外しは、違法改造？【バイク一人乗り構造変更・タンデムシート・二人乗り・外す・タンデムベルト・グラブバー】

こんにちは、バイクの法律勉強中のもんろーです！！

「1人でしか乗らないし、リアシートがない方がすっきりしていてかっこいいから外しちゃえ！！」と思っている方いませんか？

それ、申請せずに取り外してしまうと違法かもしれません。

今回は、カスタムパーツでリアシートを外して取り付ける部品を見つけ、申請が必要なのか、必要ないのかが気になったので、実際にカスタムパーツメーカーに問い合わせて確認しました！

この記事を読めば、バイクのリアシートを外すことが違法かどうかわかります。

結論

意外にも、250cc以下のバイクは車検（継続検査）がない為、リアシートを外しても違法ではありませんと回答をいただきました。

車検ありバイクでも、タンデムシートが元あった場所に一応座ることができる場合、掴まる場所（タンデムベルトやグラブバー）があれば、違法性はないという回答を今回、カスタムパーツメーカーからいただきました。

登録を受けている自動車について、車両の長さ、幅、高さ、乗車定員、最大積載量、車体の形状、原動機の型式、燃料の種類、用途、等に変更を生ずるような改造をしたときは、使用者は使用の本拠の位置を管轄する運輸支局又は自動車検査登録事務所に自動車を提示して構造等変更検査を受けなければなりません。

出典：構造等変更検査

以前、SUZUKIから販売されていたオートバイ隼でシングルシート化カスタムをした車両に対しての取り締まりが行われたそうです。（通称コブ狩り）

画像引用元

隼は排気量1300ccの大型バイクで、車検を受ける必要があります。

その為、シングルシート化された隼でなおかつ乗車定員の変更がされていない、もしくはタンデムベルトやグラブバーがついていない車両が相次いで違反切符を切られました。

マフラーの音による騒音やナンバープレートの裏ペタ（ナンバーをリアシート下にくっつける）は代表的な違法改造として認知度が高いのに対して、リアシートを外すことはそれほど違法性が感じられない為、当時はいろんな方が疑問に思った案件となりました。

今回、問い合わせをしたことにより、車検ありバイクでのリアシートを外す際にタンデムベルトやグラブバーを付けたくない方向けの必要な申請が分かったので、この後詳しく記載します。

必要な申請

車検なしバイクは特に申請の必要がないことが分かったので、ここからは車検ありバイクが、車検前に申請すべき項目と手続きについて詳しく書いていきます。

リアシートを外すにあたって、「構造変更申請」をする必要があります。

構造変更とは、「登録された書類の内容に変更があったこと」を知らせるための申請です。一般的には車検と同時に構造変更を申請しますが、カスタムなどを行った場合はカスタム後15日以内に申請を出さなければいけません。

出典：構造変更

管轄の運輸支局や自動車検査登録事務所へ指定の必要書類とバイクを持ち込んで検査を受けることで手続きは完了します。

この「構造等変更検査」は「車検（継続検査）」とほぼ同じ検査をするため、「構造変更申請」をした後は、申請から2年のタイミングで車検を受けることになります。

その為、「構造変更申請」を考えている方は、車検満了日の15日前を目安にカスタムを行うと、車検までの日数の無駄がなくなります。

必要な書類

「構造変更申請」に必要な書類は以下の通りです。

自宅から持参する必要があるのは3と4の書類です。

「構造等変更検査」をする際は事前に電話で予約と必要書類の確認をしましょう。その他書類は、管轄の運輸支局で直接受け取り、必要な部分を記入します。

かかる費用は？

何件かのサイトを参考にしたところ、2万円ほどという回答が一番多くありました。

バイクの車検が平均で40,000～60,000円かかるので、「構造等変更検査」が2万円で受けられるのは比較的経済的だと思いました。

リアシートを外す方や、車検までに戻す必要のあるカスタムをする予定のある方は「構造等変更検査」を受けて、「構造変更申請」するのも1つ方法としてありだと思います。

もんろー

車検に通るようにする手間と時間を考えれば安いと思います

まとめ

車検ありバイクでリアシートを外したい場合で「構造等変更検査」で費用を使いたくない方はグラブバーやタンデムベルトを残したまま、リアシートを外すことをおすすめします。

費用が掛かってもいい場合は、バイク購入時もしくは車検満了日の15日前を目安に「構造等変更検査」を受けて、「構造変更申請」をすることをおすすめします。

今回はなかなか難しい内容になりましたが、みなさんのバイクカスタムの参考になれば幸いです。