【やってくれないのが当たり前】持ち込み社外品パーツ取り付けをお店が断る理由【拒否・合法・部品・ディーラー・違法改造・中古パーツ】

こんにちは！！元ディーラーメカニックの林です！！

今日は、持ち込みの部品交換や部品取り付けをしないお店がある理由を紹介します！！

持ち込み部品になに不具合があった場合トラブルになる

お店として自社で販売している物ならば何か不具合があった場合には保障などで交換や修理するのが当たり前のことです。

ですが、持ち込み部品に不具合がある場合は自社が販売している物ではないので、保障などはできない為、もともと持ち込み部品に不具合があり、取付け作業を行ったら故障したと言われたらとんでもない勘違いです。

もちろん不具合があったとしても取り付け作業が発生しているので、お客様から取り付け工賃は頂く形になりますが、お客様としては何も変わっていないのに取り付け工賃だけ取られた！！などと考える人もなかにはいるようです。

完璧な作業をしてお客様に喜んでもらえると思った行為が逆にクレームになってしまうなんてとても悲しい話ですね。

持ち込んでもらった部品の点数が足りない

新品で販売されている物を買ってそのままお店に持っていく場合には、しっかりと部品が揃っていて取り付け説明書などもあるので取付ける整備士が特に困ることはありません。

ですが、オークションサイトや中古部品販売店などで購入した部品で取扱説明書などが無い場合にしっかりと部品が揃っているか確認して作業をお願いしないと交換作業時に部品が足りないなどのトラブルになってしまいます。

普段その部品を取り付けを頻繁に行っているお店ならこの部品が足りないなど指摘していただけますが、部品点数が多い場合やお店側が初めて部品を取り付ける場合に取説がないなどで部品が足りないまま取り付け作業が進んでしまい、作業中に発覚した場合には作業が止まってしまいます。

部品が届くまでなにもできないので、バラバラになったまま工場の片隅に置かれるオブジェとなってしまいます。

この場合でも部品が調達できない場合には現状復帰する必要があるので工賃だけを支払って何も変わりない愛車とご対面することになります。

違法改造になるか取付けて見るまでわからない

これもオークションサイトや中古部品販売店で入手した部品にありがちなことですが、新品状態では、車検適合の部品でも経年劣化によって車検に通らなくなる場合があります。

分かりやすくマフラーを例にしてみるとマフラーの最大音量は法律で決まっています。

新品状態のマフラーは消音がしっかりと出来ていてJASMA認定品マフラーならば、最大音量を上回ることはありません。

ですが、劣化したマフラーでは内部が劣化して錆びて穴が開いたり、中の消音材が焼けてしまったりと消音機能が低下してマフラーの音量が大きくなってしまいます。

見た目が綺麗なマフラーでも内部でどうなっているか分からず、取り付けてみると違法な音量になっていることも考えられます。

そうなるとお客様の車両を違法改造してしまったことになるので、元の状態に戻すしかありません。

取り付け作業を行った時点で取り付け工賃が発生するのでこの場合でも預けた状態と同じ状態で車両が返却され、お客様としてはただ工賃を払ってしまっただけになります。

マフラーなどの劣化して違法部品になってしまう物を取り付けてもらう場合にはこのようなことがあると頭の片隅に入れて置いた方が良いです。

まとめ

今日は、持ち込みの部品交換や部品取り付けをしないお店がある理由を紹介しました。

持ち込み部品のに不備があると、部品を持ち込んだ側取り付けを行う側双方に良い事がありません。

持ち込み部品の取り付けを行ってもらう際には、しっかりと部品がそろっていることなどを確認しましょう！

また自己責任で工具をそろえて自分で取り付けるように勉強するのも良いと思います！