こんにちは、バイク歴約10年の林です!
今日はバイク部品の一つであるマフラーについて解説します。
簡単に説明すると、マフラーはエンジンからガスをできるだけ消音しながらも効率よく排出する役割を持っています。
では、もっと詳しく掘り下げていきましょう!
ないとどうなるの?
簡単には言うと、エンジン内で爆発した音がそのまま出ていくことになります。
その音は凄まじく、耳栓がないと鼓膜が破れてしまうのではないか心配になります。
たまに暴走族が走っている時がありますが、あの大きな音はマフラーを外しているので、あのように大きい音がでています。
どこにあるの?
車種によって様々なところについています。
ジャンルによって細かく細分化されますが、今回は代表的なものだけをとりあえげます!
ダウンマフラー
一番スタンダードな位置でバイクの後輪横、左右どちらか、または2本マフラーがある場合は左右両方に取り付けてあることが多いです。
教習車のCB400などを見ていただければ分かると思います。
アップマフラー
オフロードバイクなどの路面状況が悪い道走るバイクは、マフラーを高い位置にしないとマフラーが障害物に当たってしまいます。
なので、わざとマフラーを高い位置に設置して障害物などに当たらないように配置してます。
センターアップ
スーパースポーツなどで、タンデムシートの下からマフラーが出ているものがあります。
センターアップマフラーといって、マフラーがバイクと一体になっているように見えるので、後方から見た時にとてもすっきりしているように見えます。
見た目以外にも左右の重量バランスをよくしたり、車体とマフラーが一体化している形状なので、空気抵抗を低減できるようです。
たまにセンターアップマフラーのことを後方排気と言う方が居ますが、後方排気はマフラーの取り付け位置とは関係ありません。
どんな構造なの?
隔壁構造タイプ
エンジンから出た排気ガスを迷路のような構造のマフラー内部を通して少しずつ消音していきます。
サイズが大きくなる欠点がありますが、確実に排気音を小さくすることができます。
ストレート構造タイプ
エンジンから出た排気ガスを消音材(高温でも耐えられる綿みたいなもの)で吸収して音を小さくします。
隔壁構造タイプに比べて軽くできますが、排気音を小さくする効果は薄れてしまいます。
どんな形があるの?
砲弾マフラー
一般的な形のマフラーで、円筒状の形状をしています。
教習車のCB400もこの型になります。
ヘキサゴンマフラー
今時のバイクによく採用されています。
個人的な感想ですが、砲弾マフラーよりも近未来的で今時な印象を持ちます。
メガホンマフラー
出口に向けて段々マフラー径が大きくなっていき、まるで音声を拡大するメガホンに形状がにているため、メガホンマフラーになったといわれています。
クラシカルなバイクから今時のバイクまで、車種を選ばす馴染む形をしています。
どんな素材があるの?
基本的にはステンレスが使われますが、他にも使われている素材があります。
ステンレス
一般的なマフラーはステンレスでできています。
スチールに他の金属を混ぜて作るため、ベースのスチール単体のみと比べると値段は高くなりますが、それでもスチールより軽く、錆びにくくできているので、社外マフラーなどでもステンレス製をよく見かけます。
スチール
スチール(鉄)のマフラーです。古くからマフラーの素材として使用されてきました。
鉄なので重量が重たいのと錆びやすい欠点はありますが、錆びにくくする(メッキ加工)などをすれば錆びを抑えることができます。
チタンマフラー
チタンはとても軽く、錆びにくいため、マフラーの素材としてとても最適です!
なのでスポーツバイクの社外マフラーなどでよく見かけます!
加工が難しいようで価格が高価になってしまいますが、使用していくうちに熱が入っていき綺麗なグラデーションが表れてくるところもカッコイイ!
社外マフラーってなに?
購入時についているマフラーが属に純正マフラーと呼ばれるものです。
車体との一体感と排気音を小さくする面ではとても優秀です。
ですが、より軽く、よりデザイン性を求める人は社外マフラーに交換することもあります。
しっかりしたマフラーメーカーで公道使用可能となっているものは規制などをしっかりクリアした製品を販売していますが、安物のメーカーは規制などを全く無視して製造している製品もあります。
そのマフラーを装着して公道を走行すると逮捕されてしまいます。
補足
しっかりとしたメーカーのマフラーでも、内部の経年劣化によってマフラー音量が大きくなってしまうことがあります。
取付してから時間が経つ場合は、一度バイク店などでマフラーの音量測定をおすすめします。
まとめ
色々なマフラーのことを紹介しましたが、一番に言えるのはマフラーは本来消音機能が備わっている部品です。
何故マフラーがバイクについているのか、よく考えてもらいたいと思います。
基本的に公道でバイクを乗る人がマフラーを取り外して乗ることは、法令で禁止されています。
マフラーが着いていても、そのマフラーが検査に合格していない場合は違法になります。
違法になるから外したり、違法のマフラーにしないのではなく、他の人が騒音などで不快な思いをしないためにもそのような行為はやめましょう。
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